絵が上手くなる筆の選び方
画材屋さんには物凄い量の筆が並んでいます。
ネットショップにもバラバラとたくさんあり過ぎて何が何だかわかりませんよね。
私が見ても分かりづらいですから、これからプロを目指そうとか、
絵を始めようとなさる方が見て、わかる訳ないだろう?と思います。
私は、教室の生徒さんには、その方の目標と、絵に費やせる時間を考えて
その人に合っていると私が判断したものをご紹介しています。
一般の趣味の絵画教室では、講師は生徒に一番上質のものを揃えさせることが大半です。
なぜなら、上質のものは描きやすく失敗の確率が減るからです。(で?と思われた方、また別の記事で詳しくお話しますね)
私のレッスンでは、生徒さんが絵に注ぐことのできる時間と、その人の技量で、おススメを考えます。
小学生ですと、学校で与えられる画材に少し足す。で充分です。
中学生ですと、大人用の初心者向けに少し足す。で充分です。
大人の初心者の方には、ボリュームゾーンの中位の価格帯のものをおすすめします。
ある程度筆の使い方が分かるようになったら、種類を増やし、少しだけグレードをあげます。
なぜ、そんなことをするのか?というと、筆は大切に使っていても、消耗品であるというのが第一。
そして次に、ボリュームゾーンの筆を使いこなせるようになれば、
上質の筆に持ち替えた時の「描きごこちの違い」が分かる。
筆の種類にも詳しくなり、使い分けるテクニックも身につく、良いことづくめです。
自分の技量が上がれば、どんな筆が自分に合っているのかも分かってきます。
迷われている大人の方は、ぜひ中位の価格帯のホルベイン、ナムラ、など
名の知れたメーカーのものからスタートしてみてくださいね。