教室のルーツ/どこをどうやったらいいのかわからない

勉強の仕方がわからない~~

誰もが聞いたことのある言葉です。
でも、私が絵を描いている時には、思ったことのない言葉。
私はいつも迷いなく描いてきた。。
そばに師である父が居たからだ。。

先週、父の一周忌を迎えました。
最後に父とじっくり話したのは亡くなる3ヶ月前でした。
話の内容は、私の作品の画面構成とムーバー、テーマについて。
日本が世界に誇るメジャー施設のお土産グッズになっている私の作品を
嬉しそうに手に取り、解説してくれました。。

とーさんがこれまでに教えたことを
念頭に置いて描け!
久美子はセンスがあるから大丈夫!
お前はもう、とーさんより上手くなってるからな!
頑張れよ!
と、いつもはへの字口の笑わない父が微笑みながら言ってくれた。。

今も父の居ないアトリエはそのままです。
亡くなる半年前まで筆を離さなかった。
最後まで画商から依頼が来る現役だった。

注文された「売り絵」を何百枚も描き続けてきた父。。
油絵の具とキャンバスの匂い。無数の筆と腰かけていた椅子。。
私が幼い頃に父の机にいたずらで彫った平仮名のひと文字。。
カーテンが閉められて、薄暗い中で、父が描いたシュールレアリスムの作品。。

大きな貝殻がリアルに光っていた。。

私の中には父から受け継いだものが無数に宇宙のように広がっています。
ひとつひとつ丁寧に取り出して、表現していきたい。

私のアトリエ*メンバーさんには、的確なアドバイスをしていきます。
なにをどうやったらいいのかわらない方は、

どうぞ私のレッスンで解決してくださいね!

14歳の頃、父とアトリエにて
父の作品 F20号 鈴木福男「モン・サン・ミシェル」これを何十点描かされたのだろう。。。

今年の夏も格別暑いな。。
父が愛用していた金差しを一本拝借し、
父が居ないアトリエのドアをゆっくり静かに閉めました。。

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